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もっと暖気に生きてみませんか?

「犬」より劣る「人間」の話

2022/01/22
宇宙のルール
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おはようございます。
「いやぁ~、久しぶりに揺れましたね。」
アラートが鳴って目が覚めたのですが
その後「揺れだした」って感じ。
まだ寝ぼけておりましたが
観葉植物の鉢が倒れないように片手で支え
揺れがおさまるのを待ちました。

そしてすかさず「自己観察」
そうすると「心配・不安」もなし
「10年近くかかって『思い煩うな、なるようになる』
 この反応が身についたかなぁ~」
なんて思いながら二度寝したわたくしです。

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どうでもいい話をしましたが、話は変わって
以前、日露戦争時代に日本のスパイとして活躍し
後に日本を代表する思想家となったといわれる
中村天風さんの記事を載せたことがあるのですが
その時の記事をお読みになられた方は
いらっしゃいますでしょうか?

今回は
「ああなったらどうしよう」「こうしないと大変だ」
「このままではマズイことになる」 など
常に自分や自分の周りに巻き起こるかもしれない「不安」に
度を越して意識を向けている方にとっては
とても参考になりますので
是非真剣にお読みになられていただければと思います。

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犬より劣る人間の話

戦争当時の中村天風氏は、屈強な肉体、明晰な頭脳
何事に動じない胆力も兼ね備えた
まさに「リアル007」のような人だったともいわれ

その彼は戦後
当時の不治の病であった肺結核にかかってしまい
病を治そうとして世界を放浪します。
しかし結局治す方法が見つからず
失意の中帰国の途につこうとしている時に
インドのヨガの聖人であるカリアッパ氏に出会いました。

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そしてカリアッパ氏に誘われるまま弟子入りし
ヒマラヤの山麓でヨガの修行に入ります。
しかし、カリアッパ氏からは
「頭を空っぽにしろ」と言われるだけで
特に何の指導も無い状態が続きます。

肺結核の病状も進み
「早くなんとかしなくては」と焦る天風氏は
カリアッパ氏に指導を懇願するのですが
カリアッパ氏はそれには答えず
別の弟子に野良犬を連れて来させ
カリアッパ氏はその野良犬の足をいきなり短刀で切りつけ
その短刀でそのまま天風氏の腕も切りつけるのです。

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以下は「腕を切られた後の会話」
清水栄一氏著「中村天風に学ぶ絶対積極の言葉」
からの引用ですので
まずはお読みになられてください。

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「中村天風に学ぶ絶対積極の言葉」

「何をなさるんですかッ」
思わず中村(天風)は叫んだ。
見れば、先程の野良犬の血のついたままの小刀だ。
中村の中に緊張感が走った。
怒り心頭をようやく抑えて、中村はつくづく思った。

ここは亜熱帯性の気候だ。
山深い谷間の、湿気の多い小さな村だ。
どうみても衛生的には最悪の状態だ。薬も消毒薬も包帯もない。
おまけに野良犬の血のついた小刀で切られた。

「下手をすると、間違いなく破傷風になるだろう。」
「条件が揃いすぎている・・・・・・」

状態は深刻になった。
「どっちが早く治るか、競争だな・・・」
無責任なことを言って、カリアッパ 師は立ち去った。

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もう怒る気力もない。ふてくされて横になった。
「破傷風になったらどうし よう・・・・」
私は医者だからよく知っている
(天風氏は米国滞在中に医学を学んでいます)

「こんな所で、予防も治療も出来ない。 」
「そういえば、ズキズキと痛む。痛み方が尋常ではない。」
「こんな所で破傷風で死にたくない。」

翌日、気のせいか腕が重い。
もうカリアッパ師と会う気もしない。開き直って寝ていた。
中村は「破傷風」の文字が頭から離れなかった。

二日経った。高熱が続いた。
腕はすでに化膿している。全身に寒気を感じた。
時々痙攣のようになる。
「やはり間違いなく破傷風だ。」
腕はもう上がらなかった。ひと晩中、うなってたようだ。

肺結核で死ぬとばかり思っていたのに
こんなわけのわからぬ所で破傷風で死ぬのか・・・
ひとりぼっちで。
孤独だが「もう、どうにでもなれ」という気持ちになった。

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「おい、どうした?」
朝、カリアッパ師がやって来た。
すっかり弱気になっ て、中村は起き上がった。

「やはり、破傷風になりました」
「だから言わんこっちゃない」と
中村は恨めしくカリアッパ師を見上げた。

事情を察したカリアッパ師はゆっくりと中村の腕をとった。
「ほう、かなりひどいじゃないか」

感心してる場合じゃない。しかし、抗議する元気もない。

「おい、この間の野良犬を掴まえて来てくれ」
カリアッパ師は、弟子たちに命じた。

もう野良犬なんか見たくもない。
中村はただうずくまったままでいた。

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どこでどう見つけたのか
弟子たちはこの間の犬を掴まえてきた。

「よし、よし」
そういって、カリアッパ師は
その犬を大切そうに、しっかりと抱きかかえた。

「おい、中村、この犬の足を見ろ。すっかり治っているぞ」
「ハイ」と、中村

「ふむ、よく見たか、治ってるだろう」
「ハイ、確かに治っています」

「そうだ。しかしお前はどうだ?」
中村は「-----」言葉も出ない。

カリアッパ師は、犬を離して、再び中村の腕をとった。
「随分、腫れたものだ」

いい加減にしてくれと中村は思った。

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「中村、お前に聞くが
 なぜ犬は治ったのに、お前は治らないんだ?」

「あちらは、犬ですから」
中村は「冗談じゃない。犬と一緒にされてたまるか」
と思った。

「ほう、あちらは犬だから治ったのか、じゃお前は何だ?」
中村は「人間ですよ」と、吐き捨てるように言った。

「それじゃ聞くが、犬と人間と
 どっちが上等に出来ているんだ?」

「もちろん、人間です」 
中村は「くだらん事を聞く」と思った。

「そうか、ではもう一度聞くが
 下等な犬が治って、上等な人間がなぜ治らない!?」
「かえって悪くなっているではないか!!!」

中村「・・・・・・・・・」

「さあ、どうだ?」

中村は返事に困った。

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「中村、あらためて聞くが、お前の職業は何かね?」

「ハイ、医学博士ということになっています」

「医学博士?それはどういうことをする職業なのだ?」

「ハイ、人の病気を治したりします」

「ほう、病気を治すのか。 それならあの犬は医学博士なのかね?」

「いえ」、とんでもないと、中村は首を振った。

「では聞くが、医学博士でない犬が治って
 医学博士のお前が治らないで
 かえって悪くなっているのはどういうわけかね?」

「-------」。

中村は言葉に窮してだんだん小さくなった。

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しばらくカリアッパ師は、中村の顔を見つめていた。

そして、憐れむように優しくカリアッパ師は語り出した。

「なあ、いいかい。
 この前、あの犬が足を切られたとき、犬はどうした? 」

「切られた箇所をひたすら舐(な)めながら
 必死に逃げて行ったろう?」

「理屈抜きに、傷口を舐めて舐めて
 治ることを信じてただ舐め続けておった。」

「ところが、 お前はどうだ? 」「何を考えていた?」

「 私が代りに言ってやろうか?」

中村は妙に素直な気持ちになった。

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「いいかい、お前は咄嗟(とっさ)にこう考えただろう。」

「こんな野良犬の血のついたままの小刀で切られた。
 あいにくここは亜熱帯性気候だ。
 湿度も高く、おまけに不衛生な環境だ。
 ましてや、消毒も薬も包帯もない。
 これでは、傷口から破傷風菌が入って
 外毒素のために中枢神経がおかされる。
 間違いなく破傷風になると思ったろう?」

中村は「ハイ」と、思わずうなずいた。
しばらくおいてもう一度
「ハイ、その通りです」といって神妙に頭を下げた。

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「そうだろう、いいかい? 」
「お前が思った、その通りになったのだ。」

それから静かに言葉を続けた。
「人間はね、自分の思った通りになるものなのだよ。」

中村は、初めて心に染み通る言葉を聞いた。

このときが、哲人中村天風の誕生だといえよう。

「良くも悪くも、自分の心の思いが、自分自身をつくり
自分の運命も、自分の人生をもつくりあげていくのだ。」


引用終わり。


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さてさていかがでしょう?
腕を切られた時に
中村天風氏の頭の中に自然と湧き上がった言葉は
今を生きるわたしたちの思考パターンと似ている
と思われませんでしょうか?

「ああなったらどうしよう」「こうしないと大変だ」
「このままではマズイことになる」「どうしよう、どうしよう」
など

常に自分や自分の周りに巻き起こるかもしれない
「不安」に意識を向けている自分
「どうしよう、どうしていいか分からない。」とますます「不安」

自分が自分で自分の意識を「不安」に向けているので
自身の意識は度を越して「不安」が確定し
そのような現実をさらに引き寄せる

天風氏が修行中のインドで身をもってして体験したことも
まさにこのことです。

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つまり、言葉は思いと明確な関連があり
思いと意識にも明確な関連があるということ。

そしてそれはすなわち
自分自身が無意識で呟いている言葉と
自分の現実にも明確な関連があるということ。

もっといいますと
「自分自身が常に意識していることが
 自分の現実である」
ということです。

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ですから、もし
今の自分の現実が、望まない状態であるならば
まずは言葉だけでも変える
これが大切であるということ

「どんな言葉に変えるかって?」
それぐらいは自分で学び、でしっかり考えてください。

そして、何年かかろうが言葉を変える・変え続けることで
思いが変わり、考えが変わる

このことで意識の方向性も変わる
つまり「生き方が変わる」ということ

さらに「その結果が、自分自身の現実となる。」
これも間違いありませんので
長文になりましたが
今回はこのことを是非肝に命じていただければと思います。



それでは、今朝はこの辺で・・・・・

今日も「暖気」にお過ごしください。

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K.Kosaka
Admin: K.Kosaka
「宇宙のルール・法則」を自分流に実践・検証し、学校では教えてくれない大切なことを書いてみようと思います。
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