その気になれば、誰でもできること
2022/05/14

自宅から近所のコンビニ・スーパーマーケットまで
駅の改札から会社に入るまでなどの決まった区間を
地面の凹凸や傾斜、重心の移動といった
足裏の感覚にのみ集中しながら歩く。
何かを食べる時には
最初の一口を、味や香り、温度、舌触りにのみ意識を向け
時間をかけて味わってみる。
飲み物やお菓子で試すのもOK
お風呂では
スポンジの硬さや泡の当たる感覚にのみ意識を向け
体を洗う。洗いながら頭頂部からつま先まで
体を部位に分けて観察する

例えば
普段はテレビを観ながら、スマホを観ながら
摂る食事。
ですが、テレビを消しスマホをしまい込み
まずはゆっくりと味噌汁を味わってみる。
椀の形や温もりを手のひらで感じ
時間をかけて液体を口に含む。
舌先に熱さを感じると同時に
だしの香りが口内から鼻に抜けていく。
毎日やっているはずの“食べる”という行為に
こんなふうに意識を向けてみる。
時間にしてわずか3分足らずですが
それだけで心が落ち着き
中には体がポカポカしてくるという方もおられる。

突然ですが、最初に書いた
「歩く」「食べる」「お風呂で」やってみる
この3つ
その気になれば、誰にでも簡単にできることですが
これも、れっきとした
マインドフルな状態をつくる実践です。
そして、マインドフルな状態とは
自分の感情や、考え、感覚を実感しながらも
客観的に観ている状態のことを言いますが
たったこれだけを日々少しずつ行うことで
「脳」をコントロールでき、自我をコントロールでき
ストレスも和らいでいく。
わたしたちはこのように創られておりますので
知らなかった方は、今ここでしっかりインプットされてください。

そして、以下のことも
誰が初期設定したのかは置いといて
わたしたち人間には、誰もに
自身の自我、そして心を見つめる力
今周りで起きていることや、心の中で起きていること。
感情、体験、思考のすべてをありのままに観察する力
表現する力
自分の感情や考えを特定して、言葉やイメージにして表現する力。
そのまま受け入れる力
「いい」「悪い」「優れている」「ダメだ」などと
自分をジャッジするのではなく
オープンな気持ちでそのままの心の状態を受け入れる力。

さらに
今に集中する力
現在の瞬間の気持ちや考えに集中し
過去や未来についての思いに気が散らないように感じる力。
動じない力
感じたことや考えたことを無理に抑え込もうとしたり
ついつい気を奪われてしまわずに
平静な心で素直に自分と向き合う力。
これらが備わっておりますので、ちょっと前にも書きましたが
この5つの「マインドフルな心の力」を鍛えていくこと。

そしてこの5つを鍛えるとどうなるか?
1.周りの変化や自分の心の課題に
フレキシブルに対応できるので
心が安定しやすくなり
感情を上手にコントロールすることができるようになる。
2.心の穏やかな状態が維持しやすく
人生の意義や幸福感もアップする。ストレスが軽減する。
ということです。

さてさていかがでしょう?
皆さんは、わたしたち人間の持つ
上に書いた5つの「マインドフルな心の力」の存在に
気づいておられるでしょうか?
「自分に、そのような力が最初から備わってる。」
このことをご存知だったでしょうか?
「自分のありのままを見つめる。」
自分の気持ちや考えを「動じず」に「そのまま受け入れる」
上に書いた5つの「マインドフルな心の力」を鍛えていく。
今のわたしたちには
これが最も必要なルーティーンだと思いますので
最初に書いたルーティーンだけでも
是非実践されてみてください。

New お知らせ!!
もう一つのテキスト配信ブログ
「もっと暖気に生きてみませんか?」
special edition(特別版) では
この度、新テキスト
わたしとは何なのか?「意識・気づき」基礎編 vol1~6
の配信を開始いたしましたので
テキストタイトルをクリックorタップして、ご確認ください。
わたしとは何なのか?「意識・気づき」基礎編 vol1~6
それでは、今朝はこの辺で・・・・・
今日も「暖気」にお過ごしください。